途中

9月というのは何とも中途半端な月だなと思う。
8月みたく身体の中まで射すような暑さではないけど、どこか夏の暑さをずるずると引きずっていて、けだるさだけを残している。
お店も夏休みやお盆休みといった猛烈な勢いで過ぎ去った忙しさはもう見当たらないのだが、どこかその名残のような忙しさがあったりする。
少し気を緩めていると、知らぬ間に過ぎ去ってしまうような月なのである。今年もまたそんな感じで9月も終わろうとしていて、不思議なものだなとこうして書いていながら思う。
夏の暑さや忙しさと、秋の涼しさやどこか落ち着いた雰囲気を繋ぐのが9月の役目なんじゃないかと。だから曖昧な感じで知らない間に過ぎ去っていくんじゃないのだろうかと。

そんな9月も終わろうとしている今日、お客様が帰られた後のテーブルに素敵なメッセージが残されていました。

お客様からこうしてそっとメッセージを頂けるのは、お店をしている者としてはとても嬉しいことです。
いつもなら気にも留めない9月になってしまうのに、こうした出来事に出会えたことに今年は感謝したいと思います。
素敵なメッセージありがとうございました。