8月

長い、暑い8月がようやく終わりました。
汗だくのお昼のランチ時が、少し懐かしくなるぐらい、最近は汗だくになることもなくなるくらいには、涼しくなりました。

7月の終わりの連休から、懐かしい方々訪れてくれる一方、8月の末によく来てくださっていたご夫婦が、志摩を離れられて行きました。そのご夫婦とは、ずっと来て頂いているのに、今まであまりお話をしたこがありませんでした。
最初にお話をしたのは、旦那さまの方から、僕の卒業した学校の先輩だと聞かされた時でした。何で僕がその学校を卒業したのを知っているのか、この志摩で同じ学校の卒業生に会うとは思ってもいませんでしたからとても驚きました。懐かしい街と校舎の風景を思い出しながら、少しお話をさせて頂いたのを覚えています。

それからは、あいさつ程度で込み入った話もしていなかったのですが、8月の半ばに来て頂いた時にお声をかけさせて頂いた時に、もうすぐ志摩を離れられるということを聞かされました。
当たり前のような自然な風景に思っていたものが、なくなってしまう。それはとても寂しいものでした。
それほど親しくさせてもらった訳ではないのに、志摩を離れられる朝にそのご夫婦は shu cafe に来てくださり、観葉植物を置いていってくださいました。「何もしていないのに、こんなことまで」 ただただ、そのご夫婦の温かさが身にしみました。ただのお店の人なのに、「よかったら遊びに来てくださいね。いつでもウェルカムなので」そんなお言葉まで頂いて嬉しかったです。

こういう仕事をしているといろんな方と出会い、親しくさせて頂いたりします。一方でこうして別れも同じようにやってくる。分かってはいるんですが、どこか切ないですね。
でも、またいつか shu cafe をやっている限りは、またお会いすることもできるのだろうと思います。
また暑い夏が来ると思いだすんでしょうね。