日々


うちの近くにある中学校は普段ジャージで登校している。
こちらに越してきてその光景を目にした時は変な感じがした。少なからず自分たちが中学生だったころは、堅苦しい学

ランなるものを着て登下校するのが普通だった。だから2年生に上がるころには、毎日穿いているものだからズボンなんかはお尻の辺りがテカテカに光ってきたりしていた。
今日、買い物に出た時に早い時間に制服を着た中学生を目にして、終業式だったのだと気づく。この中学ではこういった行事の時に制服を着用するらしい。
でも自分たちとは違い、制服がヨレテくてどの子も真新しい雰囲気を身に纏っているようで初々しく見えた。どっか気恥ずかしそうに見えるのは勝手な思い込みなのかもしれない。
明日から冬休み。
そんな時期だったのかと改めて思う。クリスマスきて一週間後には大晦日でお正月。一年のうちで一番気持ちやら行事やらが慌ただしい時期。子供のころは一番楽しい時期なのかもしれない。
大人になると一年なんか振り返ってみたりして、来年に何かを思ったりするのだろうか。ただ年が変わり、月がまた一から始まるだけなのに。たいして変わりはしないというか、何も変わらないんだと思う。
変わろうという気持ちとか、努力とかを始めたりする時期なんだろう。そして日々の中で過ごしていく。また来年のこの時期に同じように考える。その積み重ねで変われればいいだろうなと思う。

朝目にした光景から思考が連なっていく。寒い時期はいろんなものが沁み渡る。
朝はコーヒーだな。